それなり

がんばる

日記

6/19

ゆきさんがテーブルの上に手を乗せてするするとつたい歩きをしていた。前に見た時よりだいぶ上手くなっていた。練習したわけでもないのに。
生きているということだと実感。


上の階の人に引っ越しの挨拶をしたいのだが、一向に会えない。本当に存在しているのだろうか。

今日二回伺ったのにいなかった。ドタドタ上の階から聞こえるのは真上ではなく違う部屋の人の音なのかもしれない。


離乳食×3
ゆかりさんはこれを毎日やっているのだ、と言い聞かせてやる。なぜか椅子の上に立ちたがるゆきさんを静止しても立ちたがってしまい、どうすれば良いのかわからなくなる。
仕事で急にちゃんとした説明もなくお願いをされた時の気持ちと似ている。一番苦手なやつ。それがずっと続く。精神的、肉体的ではない、自分のどこかがすごい疲れてしまう。疲れをどうしたらよいのかわからず、ゆきさんをお風呂に入れたらブックオフに行って良いかゆかりさんに許可を求める。べつに行きなよ、となぜ許可を求めるのかみたいな感じで返事をされたので、風呂上がりに自転車の鍵を持って外に出ると大雨だった。天気が僕に行くなと言っているようだったのでやめる。


一日の終わりに、請求書などを送るためにパソコンを開く。なんだかめちゃくちゃ起動が遅い。もう6年前だからかもしれない。今買い換える余裕はない。頑張ってほしい。更新するのにも時間がかかる。待ちながら読書をするが、まあ眠たい。

 

日記

6/18

ゆきさんの声で起きる。最近のスタンダード。そしてゆかりさんがカーテンを開ける。部屋の全てが照らされて眩しくて再度起きる。朝からでもゆきさんは楽しそうに息を細かく吐きながら、ベタベタ音を鳴らすハイハイをして近づいてくる。そして寝ている僕の顔に乗る。人にそんなことをされたら許さないが、ゆきさんの笑顔を見ると許してしまう。ただ顔を踏んで笑っているなんて、少し怖い。
ミルクをあげて、しばらくゆきさんと遊ぶ。
しばらく遊んでいるとゆかりさんが寝て、僕もゆきさんも眠る。三人が同時に寝て、ゆかりさんとゆきさんが起きた音で僕も起きる。
離乳食の準備をゆかりさんがしてくれたので、僕はそれをあげる。楽させてもらった。貸し一つ。
ゆきさんが離乳食を食べ終わり、おむつなどを変えて、ゆかりさんとゆきさんは近くのスーパーへ。もも肉が安いんだと言い、新しく買った帽子をかぶって出かけて行った。僕はその間に離乳食を片付け、洗濯物を干して出かける準備を少しする。
ゆかりさんが帰ってきたのでお買い得だった肉を見るともも肉ではなくむね肉だった。むね肉だよと伝えると、ゆかりさんは騙された!と唸って、しばらくしてまあいいかと言っていた。まあ僕もまあいっかと言い冷蔵庫を閉める。
そして今度は僕が出かける。実家近くのスーパーのOKへ。その前に引っ越しでいらなくなった本を売りに行く。10代と20代半ばまで本を売りに書い続けてきた古本屋。懐かしい気持ちになる。もう引っ越す前にいた店員さんはまだいるだろうかと思ったが、知らない人ばかりだった。本は高く売れた。アニメ化される漫画は高いようだ。そして実家へ寄り、作ってくれたというミートソースをもらいOKへ。
久々のOK。引っ越す前の一番近いスーパーなので懐かしい気持ちになるが、品揃えが全然違って今来ている方がたくさん色々あったので別の店舗な気がした。
カゴを二つ使い買い出しをする。二週に一度は通えるだろうか。自転車のカゴいっぱいの食料を持って帰る。死にそうになりながらも帰宅。
そして蟹の親子さんの日記本をずっと読む。本当はクローゼットの中を掃除したいが、疲れてできていない。